2019年7月2日火曜日

FXの知識:仲値買い

仲値買い
仲値狙い
仲値とは、「TTM」とも呼ばれ、顧客が銀行等の金融機関で外国通貨(外貨)を売買する際の基準レートのことをいいます。
これは、金融機関の毎営業日の午前10時頃に発表されるもので、外国為替市場(インターバンク市場)の取引実勢レートを基準(参考)にして金融機関毎に決定されます。
また、本レートは、その後、余程大きな為替変動がない限り、その日一日の間、適用されることになります(大きな為替変動があった場合には、適宜変更が行われる)。

TTSとTTBの中間値が仲値になります。TTSとは、銀行から外貨を購入する時のレートで、TTBが銀行に外貨を売る時のレートになります。

毎営業日午前10時頃(9時55分頃)に発表されるもので、基本的にはその日一日で適用されるレートになります。(仲値発表後、為替が大変動した場合には、変更が行われる時もあります)
その日一日の基準となるレートとなるため、仲値が発表される10時前に、為替相場が動くことがあります。
ロンドン市場やニューヨーク市場が開いている夕方~夜にかけては、為替相場が大きく動きやすいですが、9~15時までの日本時間は比較的穏やかです。
日本時間は、欧州の金融機関やヘッジファンドはあまり売買していません。ただ、そんな日本時間でも、その日の仲値が決まる10時前は、日本の銀行などが大きな資金が投入するため、売買が活発になります。

仲値は銀行が窓口で提示するレートになりますので、その日の利益が仲値に左右されます。
たとえば、9時55分の仲値のレートを上げるために、ドルを買いまくる銀行があったとします。
銀行がドルを買いまくった結果、9時55分の段階で、レートが上昇(円安)した場合、仲値に比べて低いレートでドルを買うことができたため、そのドルを仲値のレートで顧客に売れれば利益が出ます。

ただ、農協の資金を運用している農林中央金庫などは、仲値前にはドル売り円買いをすることが多いなど、他の金融機関も影響しますので、毎回銀行の思惑通りの動きになるわけではありません。
<仲値買いの方法>
・日本:9:55までに銀行の売りが入りドル安→USDJPANで上昇下降を期待
9:51:30で3分のハイエントリーで9:55以前に終了させる。
下降トレンドなら9:54:30から5分のローエントリー
アメリカ:サマータイム3月第2日曜日AM2:00 ~ 11月第1日曜日AM2:00 USDJPANで下降上昇を期待
カットオフタイムは日本時間24:00(サマータイム時は23:00)です EURUSDで下降上昇を期待
ユーロ圏:サマータイム3月最終日曜日AM1:00 ~ 10月最終日曜日AM1:00
ロンドンフィックスは標準時間だと日本時間の1:00(サマータイム時は24:00)です

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